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Raspberry Pi 3

先日、オープンソースカンファレンス2016 Fukuokaに参加しました。
ついでといってはなんですが、仕事の関係で聞きたかったセッションの合間に、Raspberry Piのセッションも聞きました。
初期のRaspberry Piでは、あまり良いイメージがなかったので、放置していたのですが、随分と変わっているようです。

ということで、ラズパイ3(こう略すのはあまり好きじゃないですが)を買って、ちょっと動かしてみました。
インストールしたOSは、Raspberry Pi公式サイトで公開されているRaspbian(Debian)と、Volumio 2です。
Volumio 2は、音楽再生にカスタマイズしたのがウリだそうです。ベースはdebianらしいです。
ちょっとだけ触ってみましたが、これは後回しとします。

Raspbianはdebianベースなので、普段からUbuntuを使っている僕にはわりと楽です。
公式で配布されているイメージから起動させた後、OSのアップデートを行ったのですが、なんだかんだで1時間くらいかかりました。公式イメージからかなり更新されたパッケージがあるようです。
その後、mpdをインストールしました。バージョンは0.19.1が入っています。

nfsでOS X Serverで管理している音楽ファイルを保存しているボリュームをマウントさせたのですが、ここでちょっとひっかかりました。
/etc/fstabにいつも通りの記述をしても、起動時にnfsボリュームがマウントされません。
/var/log/syslogに以下のようなメッセージが記録されています。

nfs-common[113]: Starting NFS common utilities: statd
nfs-common[113]: Not starting: portmapper is not running … (warning).
kernel: [ 0.256308] FS-Cache: Netfs ‘nfs’ registered for caching
mount[463]: mount.nfs: rpc.statd is not running but is required for remote locking.
mount[463]: mount.nfs: Either use ‘-o nolock’ to keep locks local, or start statd.

要は、/etc/fstabにnfsの記述をするときに、nolockオプションを入れておけば良いようです。

# for Mac mini
192.168.101.162:/Volumes/music/musicdata /mnt/music nfs defaults,nolock,ro 0 0

とにかく、これで、Raspberry Pi起動時に、nfsボリュームがマウントされるようになりました。
このボリュームを、mpdのmusic_directoryに/mnt/musicを指定して、mpdのデータベースを更新します。
3500程のアルバム(1.1TB程度)のスキャンに2時間ほどかかったようです。

とりあえず、K-R731のUSBに接続して再生する所までこぎ着けました。

カード 1: CODEC [USB Audio CODEC], デバイス 0: USB Audio [USB Audio]
サブデバイス: 0/1
サブデバイス #0: subdevice #0

mpd.confには以下のように記述しました。

audio_output {
type “alsa”
name “K-R731”
device “hw:CODEC,0”
mixer_type “none”
}