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MPoD/MPaDでmpdを自動認識させる

iPod touch/iPhone用mpdクライアントMPodとiPad用mpdクライアントMPaDは、iOSの“Bonjour”で、mpdを自動認識させることができます。

手順は、以下の通りです。

1) mpdサーバーにavahiをインストールします。
Ubuntu/Debianの場合は、既にavahiがインストールされているはずです。
インストールされている場合、
/etc/init.d/

avahi-daemon
というファイルがあるはずです。

2) avahi用の設定ファイルを作成します
/etc/avahi/services
内に、mpd.serviceというファイルを作成し、以下の内容を書き込みます。

<?xml version=”1.0″ standalone=’no’?>
<!DOCTYPE service-group SYSTEM “avahi-service.dtd”>
<service-group>
<name replace-wildcards=”yes”>server name

server nameのところは、MPoDで表示させたいサーバー名を入力します。

3) avahi-daemonを再起動させます

sudo /etc/init.d/avahi-daemon stop
sudo /etc/init.d/avahi-daemon start

MPoDのPreferences→MPD Serverと進んで、Connectionの画面を表示させます。
Manual Connection Setupの下に、上記で追加したサーバーが表示されているはずです。

これにより、MPoDがmpdを“Bonjour”で自動認識するようになるので、mpdを動かしているPCをdhpcで運用できるようになります。
Linuxに慣れてないかたの場合、
/etc/network/interfaces
を編集して、固定IPで運用するよりも、avahi-daemonで対応するほうが、Ubuntu/Debianのインストール後の編集箇所が少ないぶんだけトラブルが起きにくいかもしれません。
ただし、「MPoDにジャケ写を表示させる」で紹介した、MPoDからのWebアクセスでジャケット写真を表示させるような場合は、固定IPでの運用が必要になりますので、これらを同時に運用するのはかなり面倒です(不可能では無いですが)。